過去ログ - 家畜人「やぁ、地球人」地球人「やぁ、親愛なる友よ」
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25:>>42に期待 ◆N1RGqRourg[sage,saga]
2014/12/20(土) 22:22:29.78 ID:HxNxOo6n0


案内AI「ようこそ!惑星マグラシアへ!」

案内AI「この惑星は現在、無期限の休業中でございます。」

案内AI「つきましては、現在衛星軌道上におられるお客様には速やかな退去を願います。」


宇宙船「とのことです」

地球人「……時の大統領が記した馬鹿げた冒険譚に書かれている通りの案内だな」

地球人(惑星マグラシア……かつての銀河帝国大統領が何かを求めて辿り着いたという偉大な星)

地球人(その星がどれ程偉大であるか、また大統領が求めた"何か"とはなんであるか、)

地球人(馬鹿げた冒険譚のアルコールで脳みそを破壊しつくした人間が記したような文章からは読み解く事が出来なかったが――)


地球人「――まさかマグラシアが実在するなんてな…」


地球人(その冒険譚は本として銀河中に広く知られているが、)

地球人(実の所、それが本当に冒険譚なのか、そもそも文章が記されているのか、)

地球人(というか本であると仮定して良いものなのかどうかが未だに議論されている物である。)


地球人(何故かと言うと、その本の中に記されるものは所々が文章として読み解け、)

地球人(所々が情景を描く抽象画として読み解け、)

地球人(本の四隅はパラパラ漫画用としか思えないような余白で満たされているからだ。)


地球人(比べてしまえば、酩酊状態にある知的生物らによる会話の方が)

地球人(雲泥の差で理性的であり紳士的であると感じるほど、中身にまったく統合性がないのだ。)

地球人(その本の中で唯一全ての読者が共通して読み解ける情報は、)

地球人(筆者のサイン会で記された"愛を込めて"という一文のみとも謳われている。)



地球人「ナビゲーター、マグラシアのマップデータなんていつの間にインプットしたんだ?」

宇宙船「時の銀河帝国大統領が出版したラクガキの中から、いくつかの情報をピックアップして参照したに過ぎません。」

地球人「………」

地球人(…優秀な彼に言わせて"ラクガキ"である)

地球人(多くの知的生物に言わせれば"本"とは到底言えないのも納得である。)


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