108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/20(土) 07:59:57.06 ID:DL0z8tZuo
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夢うつつの波打ち際で、私は渚を見つめていた。
色のない空と海が遠くで太陽に焦がれている。
砂で作った小さな声を、私は両手にすっぽりと隠してしまったけれど、
捕まえた声を耳元へ近づけても、なにも聞こえなかった。
私が手を開くと、手の中から落書きの蝶が翅を広げて飛び去って行った。
私は砂浜へ上がって、蝶の飛んで行った方へ歩き始めた。
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