20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/20(土) 06:56:13.13 ID:DL0z8tZuo
  マドギワと呼ばれた彼は二人へ私を簡単に紹介したあと、向き直って尋ねた。 
  
 「どうしたの、佐久間さん」 
  
 「私、アイドルになりたいんです」 
  
  数瞬間、彼は呆気にとられたようだった。 
  それから左手の時計を見て、咳払いを一つするとデスクの二人に呼びかけた。 
  
 「お昼、食べてきます」 
  
 「はい、ごゆっくり」 
  
  事務所を出て、後ろ手にドアを閉めると、彼は苦笑を見せた。 
  
 「連絡してくれれば、もっとちゃんと色々準備しておいたのに」 
  
 「あっ、すみません……気がつきませんでした」 
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