47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/20(土) 07:17:59.78 ID:DL0z8tZuo
「工藤さんのときは大変だったね」
「半年も経ったんだから、いいかげん忘れてよ……」
「佐久間さん、聞きたい?」
「いいんですか?」
ちらりと工藤さんの方を見ると、彼女は過ぎたことだと言いたげに肩をすくめた。
「学生が夏休みの期間ってオーディション希望者が結構来るんだけど、工藤さんもその一人でね」
オーディションの翌日に合格の電話をかけ、それから改めて事務所で工藤さんと話し合ったらしい。
施設やシステムの説明の最後に、書類関係――保護者の委任状へ話を移すと、
彼女は申し訳なさそうに切り出した。
家出同然で飛び出してきたから委任状にサインは貰えない。
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