92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/20(土) 07:50:58.83 ID:DL0z8tZuo
「……私、プロデューサーさんの期待に応えられてますか?」
「さっきも言ったように、スカウトしてよかったと思ってる」
君は、と彼は続けた。
「君はどうかな。スカウトされてよかった?」
「それはもちろん、です。私、貴方と会ってから……毎日、楽しいです」
もしかしたら、一目惚れだったのかもしれない。
自分でもよく分からないまま、今まで過ごしてきたけれど、今日のために生きていたのかしら。
灯りに向かって飛ぶ虫のように、それがなにか知らなくても。
過去に引かれた一本の線を運命と呼ぶなら、運命のような巡り合わせだと、そう思った。
142Res/83.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。