過去ログ - 【オリジナル】大群が追ってくるから逃げる【安価】
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49: ◆odi1zv6wyo[saga]
2014/12/20(土) 11:45:52.29 ID:PNRQdKDyo
「はあっはあっはあっ……」
喉から血の味がするほど走った運転手に安川は自分の上靴を差し出した。
運転手は差し出された靴を尻目に玄関で座り込み、痛々しいほどに息を切らせている。
「ちょっと職員室行ってきます」
喋ることすらできなかった運転手が頷いたのを視界に収めてから、安川はドタドタと職員室に向かった。
安川は鍵を片手に二三分ほどで戻ってきて、運転手に話しかける。
「玄関、封鎖します。あの男がこない内に」
そう言いつつ玄関の錠に鍵を差し込んだ時、眼鏡をかけた初老の男が降りてきた。
「コラ安川! 何やってるんだ、鍵を返しなさい!」
初老の男の言葉を聞き流し、一つずつ鍵を閉める。
「いい加減にしろ、冬休み早々、停学を食らいたいのか!?」
安川は、追いついてきた初老の男に羽交い締めにされ暴れた。
「離してください、事情があるって言ったでしょう!」
「何だその事情は! 言ってみろってんだ!」
初老の男を振りほどいて、安川は鍵をしめる作業を再開する。
「説明してる暇ありません! そこのオッサンに聞いてください!」
「オッサン? アァン? ……ああ、失礼しました。ここの教師の↓1と申します」


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