過去ログ - 【オリジナル】大群が追ってくるから逃げる【安価】
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53: ◆odi1zv6wyo[saga]
2014/12/20(土) 12:09:15.14 ID:PNRQdKDyo
「オッサン? アァン? ……ああ、失礼しました。ここの教師の上川治と申します」
態度が急変した上川に、運転手は苦笑した。
「はは……バスの運転手、広瀬健です、あの……すいませんちょっと待ってください」
未だ息が整わない広瀬は待ったをかけるように片手を上げた。
「よし、終わった! 先生、鍵かえしますね!」
すべての鍵を閉め終わった安川は、達成感に笑みを浮かべながら鍵を差し出した。
「返しますね、じゃねえ。開けてこい」
広瀬がペチンと頭を叩く。
「体罰っすよ、それ! じゃなくて、あの、不審者がそこにいたんです! 化け物です! 人食ってました!! ヤバいです!」
「アァン? 人を食う? 冗談はやめてくれ」
「冗談じゃないっす! 運転手さんも見ましたよね?」
同意を求める安川に広瀬は頷く。
やっと息が整った広瀬は、安川の言う化け物に説明を加えた。
まとめるとこうだ。ここに来る一つ前の停留所でたくさんの乗客が乗り込んできた。バスを発進して数分、乗客から悲鳴が上がり、その頃にはもう乗客の半数以上の首が後ろを向いていた。

↓1バスの乗客の数


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