32: ◆jPpg5.obl6[saga]
2014/12/22(月) 23:12:40.12 ID:gB27/gdJ0
俺が家に着くと、妹がすでに夕飯の支度をしていた。
俺たちの両親は共働きで、いつも帰りが遅い。というか帰ってくることがまず少ない。そのため食事の準備などの家事全般は俺たちがやっている。
男「ただいまって、悪いな毎日、晩御飯作ってもらっちゃって」
妹「いいよ、おにーちゃんろくなもの作れないじゃん」
男「なっ、お、おかゆぐらい作れるわ・・」
妹「.......そんなの誰でも作れるよ」
妹は呆れたような声で言ったあと、再び晩御飯を作り始めた。
俺も何もしないわけにはいかないと思い、風呂掃除をした。
妹「お兄ちゃん、ご飯できたから食べよう」
男「おっ、出来たか、食おうぜ」
食卓には魚の塩焼き、味噌汁、肉じゃがが並んでいた。中学生が作ったとは思えないほど健康的な献立だった。
男「お前は、いい母さんになるよ」
妹「こんぐらいのことで何言ってのよ」
男「こんな事って、中学生にしては十分すごいだろ」
妹「そうかいそうかい、ありがとー」
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