過去ログ - 加蓮「凛ってさ、甘えるの下手そうだよね」 -SS速報VIP

過去ログ - 加蓮「凛ってさ、甘えるの下手そうだよね」

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1:名無しNIPPER[sage saga]
2014/12/21(日) 11:23:47.50 ID:4cKCevu8o
凛「…………急にどうしたの、加蓮」

奈緒「そうだよ、加蓮。なに言ってんだ、まったく」

凛「ホントだよ。奈緒、もっと言ってあげて」

奈緒「下手そう、じゃなくて下手の間違いだろ」

凛「！？」

加蓮「ごめんごめん。ホント今更だね」

凛「！！？？」

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2:名無しNIPPER[sage saga]
2014/12/21(日) 11:24:43.58 ID:4cKCevu8o
奈緒「ん？凛、どうかしたか？」

凛「どうかしたじゃないよ！？加蓮はともかく奈緒までそう思ってたの！？」

奈緒「うん」

3:名無しNIPPER[sage saga]
2014/12/21(日) 11:26:00.05 ID:4cKCevu8o
加蓮「あっ、そうだ。この前奈緒が貸してくれた漫画、面白かったよ」

奈緒「だろっ！？加蓮ならわかってくれると――」

4:名無しNIPPER[sage saga]
2014/12/21(日) 11:26:52.99 ID:4cKCevu8o
奈緒「な、なんだよ……なに怒ってんだ、凛」

加蓮「そんなに強く叩いて手、痛くない？」

凛「痛い…………じゃなくて！」

5:名無しNIPPER[sage saga]
2014/12/21(日) 11:27:44.73 ID:4cKCevu8o
凛「………………二人ともいい加減にして？」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

6:名無しNIPPER[sage saga]
2014/12/21(日) 11:29:08.69 ID:4cKCevu8o
凛「で？二人はなんで私が……その……」

加蓮「ん？もしかして何でそう思ったのか、凛は聞きたいの？」

凛「……うん…………私、そんなことないもん」

7:名無しNIPPER
2014/12/21(日) 11:30:14.40 ID:4cKCevu8o
加蓮「はぁ……じゃあ、凛は甘えるのが上手だと思ってるんだ？」

凛「えっ……いや、別に上手とかそういうことじゃなくて……」

奈緒「じゃあ、なんだよ？」

8:名無しNIPPER[sage saga]
2014/12/21(日) 11:31:18.71 ID:4cKCevu8o
凛「そ、そんなこと無いよ……何かあるはずだよ、きっと」ｵﾛｵﾛ

加蓮「本人がそんな不安げじゃあ駄目でしょ」

凛「はうっ！？」

9:名無しNIPPER[sage saga]
2014/12/21(日) 11:32:04.96 ID:4cKCevu8o
凛「で、でも付き合いも長いし少しくらいは……」

加蓮「奈緒、なにかそんな話ある？」

奈緒「うーん、逆ならいくつかあるんだがなぁ」

10:名無しNIPPER[sage saga]
2014/12/21(日) 11:32:43.08 ID:4cKCevu8o
凛「…………はい」

加蓮「うわぁ……せっかく奈緒が奢ってくれるって言っているのに……」

奈緒「だろ？加蓮なんて特に理由も無く奢れって言ってくるのに。なぁ、加蓮？」

11:名無しNIPPER[sage saga]
2014/12/21(日) 11:33:20.50 ID:4cKCevu8o
凛「そ、それはともかく、百歩譲って私が下手だとしても、二人も……奈緒も下手だよね？」

奈緒「ん？アタシか？」

凛「うん、奈緒の場合、照れて甘えられないよね？」

12:名無しNIPPER[sage saga]
2014/12/21(日) 11:34:06.33 ID:4cKCevu8o
凛「そんなっ！？どういうことなの、奈緒！？」

奈緒「どういうって……そうだな……あ、プロデューサーにご飯奢ってもらったりとか」

凛・加蓮「ん？」

13:名無しNIPPER[sage saga]
2014/12/21(日) 11:34:44.51 ID:4cKCevu8o
奈緒「いやぁ、今思えばあの時プロデューサーと二人っきりだったんだなぁ」

凛・加蓮「…………二人っきり」

奈緒「アタシもあの時見た映画でテンション上がってたんだろうなぁ、うん」

14:名無しNIPPER[sage saga]
2014/12/21(日) 11:35:23.19 ID:4cKCevu8o
加蓮「で？」

奈緒「え、えっと…………映画の前売り券を使い切れなかったのでプロデューサーと……」

凛「ふぅん……そんなに余ってたんだ？」

15:名無しNIPPER[sage saga]
2014/12/21(日) 11:35:56.21 ID:4cKCevu8o
奈緒「で、で、見終わったあとプロデューサーが前売り券の分、お礼にご飯奢ってくれるって……」

加蓮「それで二人っきりで食事、か。楽しかった？」

奈緒「は、はいっ！とても楽しかったですっ」

16:名無しNIPPER[sage saga]
2014/12/21(日) 11:36:37.10 ID:4cKCevu8o
凛「加蓮、奈緒に止めを刺して気は済んだ？」

加蓮「まぁまぁかな？凛も気は済んだ？」

凛「私？ ……………………そうだよ！？私は別に甘えるの下手じゃないよ！」

17:名無しNIPPER[sage saga]
2014/12/21(日) 11:37:15.30 ID:4cKCevu8o
加蓮「状況を知ってる私たちに甘えてもつまらな…………証拠にならないと思うんだけど」

凛「えっ……今、つまらないって言おうとしなかった？」

奈緒「じゃあ、状況を知らない相手だな……今だと…………プロデューサーか？」

18:名無しNIPPER[sage saga]
2014/12/21(日) 11:38:04.11 ID:4cKCevu8o
Ｐ「…………」ｶﾀｶﾀｶﾀ

凛「…………」

Ｐ「…………」ｶﾀｶﾀｶﾀ

19:名無しNIPPER[sage saga]
2014/12/21(日) 11:38:42.64 ID:4cKCevu8o
凛「…………」

Ｐ「…………」ｶﾀｶﾀｶﾀ

凛「…………」ｵﾛｵﾛ

20:名無しNIPPER[sage saga]
2014/12/21(日) 11:39:20.21 ID:4cKCevu8o
凛「…………ふぅ」

奈緒「ふぅ、じゃないだろ」

凛「だ、だって……いきなり甘えるってどうすれば良いのかわからないし」

21:名無しNIPPER[sage saga]
2014/12/21(日) 11:40:00.80 ID:4cKCevu8o
奈緒「まぁ、こうなるのは始めからわかってたしな」

凛「…………じゃあ二人もやってみせてよ。そうしたら納得する」

加蓮「え？私たちも？どうする、奈緒？」

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