過去ログ - ゆみ「麻雀に興味があるのか?」京太郎「え?」
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◆6ardW1rCAXVJ
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2014/12/21(日) 18:07:12.13 ID:mkH+Chtko
ゆみ「突然声をかけてすまない。君がさっきからじっと麻雀部のポスターを見ているからつい」
京太郎「えーと……そうですね。興味くらいはあります。先輩は麻雀部の部員なんですか?」
ゆみ「ああ。今日もこれから部活があるんだが、もしよければ見学していかないか?」
京太郎「いいんですか?」
ゆみ「もちろんだ。部員がまだ少ないから、新入部員はいつでも歓迎だよ」
京太郎「でも俺初心者でルールとかも全然知らないんですよ。この時期に見学なんて邪魔になりません?」
ゆみ「なに、気にするな。この間初心者が1人入ったばかりだ。ルールはこれから教えていくから邪魔になんてならないさ」
ゆみ「それに部員が5人しかいないし、そのうち2人が3年生なんだ。正直なところこのままでは来年潰れかねないから、是非見学して気に入れば入ってもらいたい」ハハ
京太郎「そうなんですか。じゃあ見学させてください!」
ゆみ「ありがとう。案内するよ。こっちだ」
京太郎「はいっ!」
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◆6ardW1rCAXVJ
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2014/12/21(日) 18:08:01.41 ID:mkH+Chtko
ゆみ「みんな、見学者を連れてきたぞ」ガラッ
智美「おお、本当かー?」ワハハ
ゆみ「ああ。ほら、入ってくれ」
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◆6ardW1rCAXVJ
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2014/12/21(日) 18:08:31.10 ID:mkH+Chtko
京太郎「い、今! 目の前に急に!?」ドキドキドキ
桃子「これだけいいリアクションされると、傷つく通り越して面白いっすねー」アハハ
京太郎「先輩……」チラッ
以下略
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◆6ardW1rCAXVJ
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2014/12/21(日) 18:08:58.92 ID:mkH+Chtko
佳織「そういえば名前はなんて言うんですか?」
ゆみ「ああ、彼の名前は……まだ聞いていなかったな」
智美「名前なんて真っ先に聞くところじゃないかー?」ワハハ
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◆6ardW1rCAXVJ
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2014/12/21(日) 18:09:26.59 ID:mkH+Chtko
智美「といってもまあ特別なことが出来るわけじゃないけどなー」
京太郎「いいですよ。普段何してるかのほうが見たいですし」
智美「そういうもんかー。いやーよかった」ワハハ
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◆6ardW1rCAXVJ
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2014/12/21(日) 18:09:53.13 ID:mkH+Chtko
智美「ちなみにそのときに叫んだのがこのユミちんだ」ワハハ
京太郎「えっ。あれって加治木先輩がしたんですか?」
ゆみ「うっ……そ、そうだ」カアァァ
以下略
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◆6ardW1rCAXVJ
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2014/12/21(日) 18:10:19.25 ID:mkH+Chtko
ゆみ「と、とりあえず部活を始めるぞ。折角見学に来てくれているんだから、いつまでも話していても仕方がない」
智美「それもそうだなー。須賀くんは役とか分かるかー?」ワハハ
京太郎「すみません、それもさっぱり……」
以下略
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◆6ardW1rCAXVJ
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2014/12/21(日) 18:10:46.35 ID:mkH+Chtko
智美「だって部長はユミちんじゃなくて私だからな」ワハハ
京太郎「え"」
智美「だから気にせず部長……じゃなかった。ユミちんから直接教わってていいんだぞ」ワハハ
以下略
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◆6ardW1rCAXVJ
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2014/12/21(日) 18:11:15.17 ID:mkH+Chtko
智美「ワハハ。まあそういうことだからユミちんから教わってても大丈夫だぞ。一番教えるのが上手いのがユミちんだしなー」
京太郎「はい……ん? あれ?」
智美「さあそれじゃ始めるぞ」
以下略
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◆6ardW1rCAXVJ
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2014/12/21(日) 18:11:42.12 ID:mkH+Chtko
ゆみ「じゃあ須賀くんはここに座っていてくれ。今そこの棚から教本を持ってくるから」
京太郎「あれ? 結局加治木先輩に教えてもらっていいんですか?」
ゆみ「うん? だから蒲原の言った通り……ああ、からかうというのを勘違いしたのか」
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◆6ardW1rCAXVJ
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2014/12/21(日) 18:12:09.65 ID:mkH+Chtko
ゆみ「今日一日見学してみてどうだった?」
京太郎「凄い楽しかったです! 色々駆け引きとかあるんですね。運だけでほとんど決まると思ってました」
ゆみ「ああ、運が多くを占めていながら、技術があれば負けないように出来るところは麻雀のいいところだと思う」
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◆6ardW1rCAXVJ
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2014/12/21(日) 18:12:36.61 ID:mkH+Chtko
智美「須賀くん入部してくれるのかー」ワハハ
京太郎「はい。よろしくお願いします、蒲原部長!」
智美「お、今度はちゃんと部長って言ってくれたなー」
以下略
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◆6ardW1rCAXVJ
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2014/12/21(日) 18:13:03.58 ID:mkH+Chtko
睦月「もう馴染んでるみたいだね。よろしく須賀くん」
京太郎「よろしくお願いします」
睦月「ところで須賀くんはおせんべいって好き?」
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◆6ardW1rCAXVJ
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2014/12/21(日) 18:13:36.42 ID:mkH+Chtko
桃子「忠告したのに自業自得っすね。まあ男1人でハーレム状態なんだからこのくらい我慢するっす」
京太郎「ハーレム……?」ハッ
京太郎(い、言われてみれば女5人に対し男は1人。しかもみんな可愛い! せんべいくらいどうってことないじゃないか!)グッ
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◆6ardW1rCAXVJ
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2014/12/21(日) 18:14:03.74 ID:mkH+Chtko
桃子「これで男女揃ったから、男女で全国狙えるっすね」
京太郎「大会は一月後だったと思うんだけど。そんで俺初心者なんだけど」
桃子「死ぬ気でやれば行けるっすよ」
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◆6ardW1rCAXVJ
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2014/12/21(日) 18:14:32.19 ID:mkH+Chtko
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京太郎「加治木先輩! この筋っていうの教えてください!」
ゆみ「ああ。まず両面待ちを取ることが基本なのは覚えたか?」
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◆6ardW1rCAXVJ
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2014/12/21(日) 18:14:58.43 ID:mkH+Chtko
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京太郎「立直をした方がいい場面としないほうがいい場面ってどういう場面なんですか?」
ゆみ「本当に場面によるから一概には言えないが、倍満以上ならダマで待っていていいだろう。立直したところで点数は上がりづらいからな」
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◆6ardW1rCAXVJ
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2014/12/21(日) 18:15:26.48 ID:mkH+Chtko
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京太郎「押し引きの判断はどうすればいいんでしょう」
ゆみ「自分の打点が高ければ押す。自分の待ちが良ければ押す。それだけだ」
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◆6ardW1rCAXVJ
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2014/12/21(日) 18:16:00.82 ID:mkH+Chtko
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京太郎「この局面で捨てるべき牌ってなんでしょうか」
ゆみ「どれどれ……私なら八筒の雀頭を確定させるために七筒、六筒を切るな」
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◆6ardW1rCAXVJ
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2014/12/21(日) 18:16:23.31 ID:mkH+Chtko
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京太郎「勝つために必要なのは何なんですか?」
ゆみ「また抽象的な質問だな」
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◆6ardW1rCAXVJ
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2014/12/21(日) 18:16:50.20 ID:mkH+Chtko
ゆみ「そうやって一歩ずつ強くなっていくしかないんだ。安心しろ、君は私なんかよりずっと順調に成長しているさ」
京太郎「加治木先輩より順調って……そんなことないですよ」
ゆみ「私のときは指導者はいなかったが、それを差し引いても須賀くんは凄いよ。……ああ、でも私のほうが君より優っていたところが1つあるな」
以下略
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