過去ログ - ゆみ「麻雀に興味があるのか?」京太郎「え?」
1- 20
36: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/12/21(日) 18:23:41.13 ID:mkH+Chtko
ゆみ「あいつ何を勝手なことを……」

京太郎「あ、あれ? 加治木先輩? 蒲原先輩は……?」キョロキョロ

ゆみ「あいつはどこかへ行った」

ゆみ(……こうなっては仕方がない。折角蒲原がお膳立てしてくれた状況だ。勢いでやってしまおう)フゥ

京太郎「えええ……じゃ、じゃあ俺はこれで」

ゆみ「待った。実は蒲原に頼んで私が須賀くんを呼び出したんだ」

京太郎「か、加治木先輩がですか?」ビクッ

ゆみ「ここのところあまり話せなかったからな。わざわざ呼び出してすまない」

京太郎「いえ、大丈夫です。どうしたんですか? あ、もしかして俺が上達しないから退部勧告とか……」

ゆみ「夏の大会のときのことだ」

京太郎「……すみませんでした。先輩の助けになれるんじゃないかって俺勘違いしちゃって。馬鹿ですよね、身の程も知らないで」

ゆみ「違う。あれは違うんだ」

京太郎「すみません、気を使わせちゃって、なかったことに……なんて俺が言うのは虫がいいですね。先輩の好きなようにしてください」

ゆみ「そうじゃない! 私はあのとき清澄に負けて、その後可愛い後輩だと思っていた君が、見たことない表情で宮永と親しそうに話しているのを見て頭の中がごちゃごちゃになって」

ゆみ「その後も君はいつもどおりにしてくれたのに、私が意識してしまってそれで君が離れていって……」

ゆみ「辛いんだ、苦しいんだ。君がいないと寂しいんだ」

京太郎「せ、先輩……?」

ゆみ「また以前のように君に麻雀を教えたい。強くなっていく君を見たい。買い出しに2人で行ったり、麻雀で順位を競いあいたい!」

ゆみ「自分の気持ちに気づいたんだ。……私は君が好きだ!

京太郎「……え?」

ゆみ「……あんなふうな拒絶をしてしまった後で、君が受け入れてくれるとは思っていないが、それでも気持ちだけは伝えておきたかった」

ゆみ「返事はいらない。ただこれからは部活に顔を出すから、そのときは以前のように気軽に質問をして――」

京太郎「加治木先輩! 俺は、今だってあなたのことが大好きです!」

ゆみ「……今、なんて?」

京太郎「俺が加治木先輩を嫌いになるわけないじゃないですか! むしろ俺の方こそ嫌われてないかってビクビクしてたのに……」

京太郎「先輩が辛いときは俺が支えます。……先輩は俺の憧れなんです。だから先輩。いつもの通り、これからも俺に麻雀を教えて下さい」

ゆみ「……須賀くん!」ギュッ

京太郎「先輩!」ダキッ


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
51Res/45.52 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice