過去ログ - Xmasだよむりやり小説ゲーム
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68:名無しNIPPER
2014/12/22(月) 00:46:10.11 ID:66LpBK+5o
 そしてもう一つの謎が、目の前で起きているやけに言い寄ってくる喜菜である。

喜菜 「ねぇー、ねぇってばぁ、ねぇー!」

入男 「…………」

喜菜 「どうしてこっち、向いてくれないのぉーねぇー!」

入男 「……喜怒哀楽を見せるようになった、とはいえ」

入男 「何で甘えたがりになったのだろう」

喜菜 「えへへぇ〜、それはねぇ〜、お姉ちゃんが居るからだよ!」

御子 「だ、そうですよ。ふふふ」

入男 「ま、まぁそれはいいとして。……町は元に戻った。いやそれ以上に――」

御子 「希望に満ち溢れる町になりました」

莉緒 「でも、全然ツインテが増えないのは何でなんだろ……はぁ」

入男 「なぁに、希望を持っていれば叶う町になったんだ。きっとその希望もいずれ、叶うんじゃないのか?」

莉緒 「だったらいいんだけど。……後、あんまりデレデレしない!」

御子 「だ、そうですよ。ふふふ」


 25日、雪がふわりと舞い降りるその中で、僕達は事を成し遂げた達成感からか、
皆で集い、打ち上げを行う事になった。だが、その中に居てもいい筈の姿は無い。

 だが、それで良いのかもしれない。これもまた、僕の中の希望の一つなのだろう。

御子 「ところで、萎畑君の希望は、何なのですか?」

入男 「俺の希望……? それは……」


 24日、僕はこの町にやって来た。そして、彼女達に出会い、不思議な出来事に巻き込まれ、
そして不思議なプレゼント、希望の環境をくれたこの町に、僕は恩返しをしないといけない。

入男 「とりあえず、愛宕から元に戻りたいかな」

 その前に、先ずは女装癖が治るように、サンタクロースにお願いしてみるのである――。


―― おわり。


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