過去ログ - さやか「絶望?飲み干してやるよ」
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119: ◆WtqXBsnRH2i5[saga]
2015/01/05(月) 14:58:58.03 ID:lFAT28RjO
そう言えばあんたも冷めた目で見てたっけ。
さやか『私はただ眺めてただけ』
ふぅん。
その割には随分冷めてたみたいだけど。
さやか『…ごめん』
さやか『…本当の事をいうと…』
言わなくてもいいよ。
同じ人生だもんね。
二度も見たくないもんね。
さやか『…』
だけど。
私にはあんたがいた。
私には「私」がいた。
それだけでどれだけ救いになったことか。
魔法少女の成れの果てであるあんたが味方に付いてくれたこと。
これはきっと奇跡だよ。
さやか『…うん…!』
成れの果て。
私はまだマミさんにも杏子にも伝えていない事実を知っている。
きっとそれを聞いたら絶望してしまうであろう事実を。
魔法少女の魔女化。
希望を願った魔法少女は。
いずれ世界を呪い、絶望を振りまく魔女となる。
それがどれほどの恐怖で。
どれほどの怒りなのかは痛いほど知っている。
私が、「私」が知っている。
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