過去ログ - さやか「絶望?飲み干してやるよ」
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145: ◆WtqXBsnRH2i5[saga]
2015/01/14(水) 04:16:19.69 ID:qsSqZod6O
まどか「…ねぇ、QB」

ただ一人、力になれない私は遠くから彼女たちの戦いを見続ける。
それはとっても辛いことで。
耐えがたい。

QB「なんだい、まどか」

私は知っている。
魔法少女はいつか魔女になっちゃうって事。
いつか世界を恨んで呪っちゃうって事。

まどか「…あの魔女に、勝てるの?」

それは魔法少女として生きてきた皆にとっては耐えがたい真実。

QB「可能性は低いだろうね」

まどか「…もういいよ、はっきり言って」

QB「…」

QB「…あの四人で勝つ可能性は、0だ」

QB「彼女達だけでは荷が重すぎる」

やっぱり。
さやかちゃん、マミさん、ほむらちゃん、杏子ちゃん。
あれだけ強い四人でも、勝てないんだね。

QB「…だけど、君が契約すれば」

まどか「契約は、しない」

しない。
人に流され流れて。
自分で決めたことなんてほとんどない私が。
きっと初めて、強い意志で決めた事。

QB「…そうかい」

QB「…気が変わったら」

まどか「変わらないっ!」

自分でも驚くほどの声が出る。
胸が苦しくなる。
声がかすれる。
恐怖で足がすくむ。

まどか「…私は、みんなを信じてる!」

何もしないで遠くから見てる私。
それってとっても卑怯な事。
分かってる。
命をかけて戦ってる「5人」を差し置いて。
自分だけ安全なところで見ている。
そんな自分が一番ずるいって。

まどか「…分かってる…!」

私は、絶対に契約しない。
それが「さやかちゃん」とほむらちゃんの。
お願いだったから。


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