過去ログ - さやか「絶望?飲み干してやるよ」
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27:名無しNIPPER[saga]
2014/12/25(木) 03:18:00.06 ID:MpGKMX0yO
マミ「ここね」

結界の入口に到達する。
私は持ってきた包丁を構えゆっくりと辺りを見回した。
うん、何もいない。

マミ「油断しないでね」

私の心を読み取ったようにマミさんはそう忠告する。
油断か。
魔女や使い魔と対面した経験なんてほとんどないのに私は何故か油断している。
いや、これは余裕なのかも。

まどか「…マミさん!あれ!」

まどかが指をさす方向を見る。
そこには今まさに廃ビルから飛び降りようとする女の人の姿があった。

さやか「…なんてことを」

マミ「大丈夫」

マミさんがそういった直後。
弾けるように女の人は飛び降りる。

まどか「…っ!」

見たくない、というふうにまどかは顔を背けた。

さやか「…」

私は凝視する。
どんな人生を送ってきたか分からないけれど。
その人の一生。
その最後を見届けるために。
例えその人がもう物言わぬ肉塊になったとしても私はけして目をそらさない。

潰れてしまえ。
私に絶望を見せてみろ。
恐怖を見せてみろよ。

その願いも虚しく。
マミさんはリボンの魔法とやらでその人を抱きとめた。

マミ「…見て」


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