過去ログ - さやか「絶望?飲み干してやるよ」
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4:名無しNIPPER[saga]
2014/12/22(月) 03:55:25.72 ID:0YwsAJDAO
「助けて」
クラシックのCDを試し聞きしていた私はその声を聞いた。
といってもどうやらまどかに助けを求めていたようだけれど。
だけれど私にも聞こえていた。
声の主。
それは小さな小さな獣だった。
ただし言葉を使う。
ほむら「そいつから離れて」
声の方向へ向くとそこには転校生がいた。
何故か少し悲しそうな目をして
だけれど拳を強く握って
まっすぐと私たちを見据えてきた。
そんな目で見るなよ。
嫌になっちゃうだろ。
なんの目的もない私がダメだと言われてるようなもんじゃん。
まどか「でもこの子、怪我してる…!」
確かに怪我をしている。
だけど悲しいかな、私はその獣が死のうと心からどうでもいい。
ただ一つ言えることは。
ほむら「…そう」
こいつはやばい。
私の命が。
まどかが。
最悪な想像。
転校したての女子生徒がそんなことをする筈がない。
そう頭ではわかっていても。
心が拒絶する。
心が最悪なイメージを作り上げる。
まるで頭から蛇に丸呑みにされるような。
そんなイメージ。
さやか「逃げるよ!まどか!」
私は走り出す。
可能な限り踵を返しそこそこ自慢である足の早さを生かして走り出す。
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