過去ログ - さやか「絶望?飲み干してやるよ」
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48:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 20:10:34.78 ID:JZKiNwxwO
そこにいた魔女は魔女と呼ぶにはあまりにも小さく。
そして弱々しかった。
薄紅色のぬいぐるみ、というのがはじめの印象だ。
さやか「これが、魔女?」
もちろん童話のような老婆の姿をしていたり。
はたまた漫画のような美人なお姉さんのようだったり。
そんなことは考えてなかったけれど。
だからといって目の前のそれはあまりにも不釣り合いだった。
さやか「…」
魔女がどんなものかは知らないけれど。
だけど、私は思う。
いくら不釣り合いで、いくら有り得なくて、いくら不可思議でも。
こいつは魔女だ。
絶望の化身。
誰にでもある黒い感情の塊。
さやか「それが、あんたなんだね」
目の前の魔女に向かってそう言い放つ。
だけれど返事はない。
マミ「…即効で片付けさせて、もらうわよ!!」
言った直後、マミさんは引きずりおろした魔女を銃でぶっ叩いた。
そのままリボンで拘束。
マミ「ティロ・フィナーレ!!」
いつか聞いた轟音が響く。
あぁ、これはきっと祝砲なんだろう。
私が志すことを祝ってくれてるのだろう。
?「…」
名も知らぬ魔女は為すがまま、為されるがままだった。
絶望の化身。
その終わり方はあまりにもあっさりしていた。
マミ「…え?」
あっさりと。
あっさり。
魔法少女の先輩の一生は幕を閉じた。
マミさんは頭を食いちぎられて。
あっさりと死んだのだった。
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