過去ログ - さやか「絶望?飲み干してやるよ」
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50:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 20:29:20.56 ID:JZKiNwxwO
私が爆ぜる。
私が溶ける。
私が混ざる。
私がーーー。
『私達』が爆ぜ合う。
『私達』が溶け合う。
『私達』が混ざり合う。

さやか『どんな気分?』

昔から感じていた違和感が消えていく。
神の視点を持つ「私」が。
確かに私になっていく。

さやか「…く、あ、あは」

込み上げてくる笑いが抑えきれない。
私は確かに手に入れた。
お前を手に入れた。

さやか「いつもいつも冷めた目で見てくる」

さやか「大嫌いなあんたが」

私になっていく。

さやか「あはははははっ!!!」

絶望でも希望でも何でもいい。
この現実だけは。
私が私であるという確かな実感は。
何を引き換えにしても、惜しくない。

さやか『…嘘つき』

横に薙ぐ。
その動きだけで衝撃波が生まれる。
私の祈りの形が飛んでいく。

さやか「あっはははははは!!」

?「…ぎ、いいい…」

消えろ消えろ消えろ。
邪魔なんだよ。
一刻も早く確かめたい。
私の世界を確かめたい。

だから。

さやか「消えろ!」

一閃。

さやか「最高の気分だよ」

さやか『…ごめん』

訳のわからない「私」の言葉。
その意味も知らないまま。
私は私の中に生まれた最高の音楽を。
何度も繰り返し聴いていた。


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