過去ログ - さやか「絶望?飲み干してやるよ」
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72:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 21:53:00.99 ID:8QVFe8wWO
さやか「…あは」
乾いた笑いが込み上がる。
とうとう恐れていた事がおこった。
私の支えは壊れてしまった。
もう、たった一つの支えじゃ。
私の心は支え切れない。
さやか「あははは」
?「なに笑ってんだよ」
声の方向を向くとそこには先日の赤い魔法少女が居た。
さやか『…杏子』
さやか「杏子?」
杏子「なんだ?あたしのこと知ってんのか?」
杏子「ははあ、さてはマミの奴から聞いたのか」
杏子。
その言葉を心の中で繰り返す。
不思議な感覚が体を支配する。
ずっと知らなかったけれど。
何故か知るべきだった。
知っているはずだったその言葉。
なんであんたが知ってんのよ。
さやか『さぁね』
杏子「立ち話もなんだ、付いて来いよ」
杏子という魔法少女は意地悪そうににやりと笑って親指を真後ろに動かした。
杏子「うまいラーメン屋、紹介するぜ」
こいつには一度殺されかけた。
ついて行くのはもちろん危険だが。
だけど。
恭介を失ったわたしの心はそんなことを考える余裕なんてなかった。
さやか『大丈夫、信じていいよ』
さやか「…黙ってて」
絶えず聞こえてるその声を無理やり押し込めて。
その杏子と呼ばれる魔法少女についていったら。
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