12: ◆Ew3/imucfM[saga]
2014/12/22(月) 21:42:35.48 ID:BcVxT/JZ0
「あーあ…食事って人数分だからなぁ…」
「瑞鶴、私のを食べて?」
「いや、いい!大丈夫だから!」
「…」
そこに立ち尽くす加賀さん、長身なので
威圧感のようなもので、振り向かずにいられなかった
「瑞鶴」
「は、はい?」
「私は急用を思い出したわ、多分昼食の時間には戻れないので、これ、どうぞ」カチャンッ
「え…でも加賀さん…」
「確かこの後の出撃の会議がありました、空母のまとめ役として私が行くことに… では」スタスタ
そう言って、加賀さんは去った
でも、今日はもう出撃はないと提督さんが言ってたはず、なんだけどな…
だけど、その時私は色々混乱していた
冷静に考えれば、加賀さんの話は嘘。私に食事を譲るための理由付け
だけど、食事を好むうえに、私にはきついし、厳しい…それが加賀さん
それがなんで…? と、整理するまで時間がかかった
「加賀さんもああ言ってることだし… 好意を無駄にするのも失礼だわ」
「そう…ね」
「いただきます…」
今日のお昼のいただきますは、いつもより敬意を込めた
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