過去ログ - 「残された私」 【艦これSS】
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22: ◆Ew3/imucfM[saga]
2014/12/23(火) 18:28:00.83 ID:z1a1sj8o0
続き
「と、言うわけだ… 瑞鶴、何かあるか」

「いえ、大丈夫、です」

「…つらいか」

「すごく、申し訳がないです」

「戦闘のお前のことは忘れろ、悲観的になるな」

「でも…」

「でも、じゃない いいか、これは事故だ、予測不能だった事態なんだ そんな中で翔鶴は…」

ガチャン
「提督、失礼しま…  す」

加賀さんが来た、何か言葉に詰まっていた

「あ、ああ…加賀、何か解ったか」

「…私達が対自した敵の中に、見たことのない光を放つ空母が居ました」

「見たことのない光?」

「青色の… そうですね、ヲ級改とでもいいましょうか」

「改…」

「その空母から発進した爆撃機の、アウトレンジ攻撃と見られます」

「そうか…」


「ということだ、瑞鶴」

「… あ、うん」

「お前、加賀のこと何か思ってるのか」

「…」

私は加賀さんのことを恨んでいると言う訳ではない

というより、恨むことなんて出来なかった

なんで?


わからない

だけど、心の奥底には、なにかつっかえるものがあった


「ごめん、加賀さん… 私、加賀さんを攻めるつもりとか、そういうのは無いの」

「だけどね… どうしても、何か、ね…」


「…私は恨もうと、妬もうと、貴女を嫌うつもりもないです、したいように、してください」

トッ、トッ

そう言って、加賀さんはこの場を後にした


「瑞鶴」

「うん…ごめんね、変な空気にしちゃって… 戻るから、私…」

「…」


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