過去ログ - 【ラブライブ】パーフェクトまきちゃんクリスマス「Xmas・SP」
1- 20
22: ◆.1to.V5EA.[sage]
2014/12/24(水) 23:05:25.12 ID:X86HMjrQo
りん「パーフェクトまきちゃんはサンタさんに会ったことあるの?」

まき「え、ええもちろん。小さい頃に」

りん「あっ……そっか。そうか、うん」

まき「なによ」

りん「なんでもないにゃー!」



なにを焦っているのかワイルドりんはバタバタと教室から出て行った。

きっとお弁当の骨付きチキンを手で持って食べたから手を洗いに言ったのだろう。



はなよ「でも確かに、それなら納得が行くかも」

まき「なにが?」

はなよ「とりあえず、まきちゃんがパーフェクトだと仮定します」

まき「それは揺るぎない事実よ」

はなよ「まきちゃんはこの世で頂点の全知全能ということね。サンタさん以上の。

逆に言えば、サンタさんは完璧じゃないってことになる。

完璧じゃないってことは、無限回数の試行の中で必ずミスをするってこと。

サンタさんが間違えて悪い子のところにプレゼントをあげたり、いい子なのにあげなかったりしてしまう可能性が出てくる」

まき「ふむ……」

はなよ「そう考えれば、のぞみちゃんのもとにサンタさんがこない理由も説明がつくような」

まき「バットのぞみはいい子なのに、サンタさんが間違えてプレゼントをあげていないってこと? だとしたらそれってあんまりだわ」

はなよ「かわいそうだよね」

まき「だから私はバットのぞみにサンタさんがくるようにしてあげたいと思う」

はなよ「え?」

まき「決めた。私がサンタさんのフリをしてプレゼントをあげるの」

はなよ「それって……」

まき「大変心苦しいけど、このままじゃバットのぞみがあまりにも不憫だわ。

大丈夫。サンタさんはいる。あなたにもサンタさんがくるんだって、教えてあげたいの」



それから、私は先ほどワイルドりんに指摘された矛盾を解消しなければならない。

私はこの理論にサンタさんパラドクス(SP)と名づけた。

なんとかクリスマスまでにSPを解決しなければ。

なぜなら、私はパーフェクトまきちゃんである……はずなのだから。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
53Res/45.20 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice