過去ログ - 女勇者「帰還後王子と結婚できると思っていたら」
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129: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/12/28(日) 15:10:43.03 ID:78zrijn/0
あの混乱からどれくらいくらい経っただろうか。
勇者の名誉を回復させる為、国の権力者達が奔走していた。それだけでないゴタゴタが色々あったようだが、私にはよくわからない。
とにかくその間、私は城に保護という名目で軟禁に近い生活を送っていた。
軟禁生活の間、私の耳に届くのは――

「勇者様、王子との結婚式の日取りはいつにしましょうか」
「どんなドレスがお好みで?」
「魔法使い様の喪が明ける頃がいいでしょうか」

そればっかりだ。
私の事だというのに周囲が勝手に話を進める。

中には魔法使いの行動を責める声もあったけれど、それは私や王子や僧侶に睨まれ、堂々と言う人はいなくなった。
私も魔法使いを追い詰めた1人だ――その気持ちは2人にもあるようだ。


時が経つにつれ、人々は私に罪が被せられていた間のことも、魔法使いのことも少しずつ忘れていく。

魔法使いの喪が明ける頃合になると、結婚式の話が本格的に進んでいた。

そして結婚式前夜――


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