過去ログ - 女勇者「帰還後王子と結婚できると思っていたら」
1- 20
131: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/12/28(日) 15:11:54.46 ID:78zrijn/0
王子「僕は君にも魔法使いにも、誠実ではなかった」

私は否定をしない。
本当にそうだ――そこが、私が王子を許せなかった部分だ。

王子「国と、王子としての使命を背負っていたから――というのは言い訳になるかな」

勇者「かなりひどい言い訳です」

王子「手厳しいね」

勇者「今でも魔法使いが好きなんですか?」

王子「それは…」

王子は言葉を詰まらせる。
それでも私は王子を許さず、尋問するように見つめた。

王子「魔法使いが君にしたことだけど――」

王子は話題を変えた。
魔法使いが私にしたこと――私を崖から突き落として殺そうとしたことか。

王子「僕は魔法使いに代わって、その罪を背負っていくつもりだ」

勇者「――そうですか」

彼女の罪を背負っていくということ。
それはつまり、彼女を想い続けるということ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
152Res/95.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice