過去ログ - 女勇者「帰還後王子と結婚できると思っていたら」
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24: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/12/24(水) 13:25:09.05 ID:/vbs3jlN0
勇者「〜っ」

両腕を縄で拘束されベッドにくくりつけられ、目には目隠しを巻かれている。
いくら叫んでも暗黒騎士を呼んでも、聞こえていないのか反応は返ってこない。
段々時間の感覚がわからなくなってきた。いつまでこうしていなければならないのか。トイレ行きたくなったらどうしよう…。


暗黒騎士「トイレはまだいいのか」

勇者「…っ」

しばらく経って、ようやく暗黒騎士が現れて声を発した。
今どんな風に私を見下ろしているのか、想像するだけで腹が立つ。

勇者「こんな風にされるの、やだ…」

暗黒騎士「あー、すまんな」

暗黒騎士は大して申し訳なさを感じさせずに、私の目隠しを外した。その表情はやはり、あっけらかんとしている。
私はキッときつく睨んでやった。

勇者「暗黒騎士…!」

暗黒騎士「まぁ待て。猫が帰ってきた」

勇者「え?」

トコトコと音がし、ドアの隙間から猫が入ってきた。
そして猫は次の瞬間――

猫耳「はい、ただいま〜」

猫耳へと姿を変えた。

猫耳「おいおい、まさかずっと縛ってたの?鬼畜すぎねー?」

暗黒騎士「それよりもどうだった」

猫耳「あー、バッチリ。良かったな勇者さん、王子に会えるぜ」

勇者「!?」


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