過去ログ - 女勇者「帰還後王子と結婚できると思っていたら」
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25: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/12/24(水) 13:25:47.28 ID:/vbs3jlN0
>先刻、城

魔法使いは複雑な心境でいた。
目の前にいる王子は憂鬱な表情を浮かべている。

魔法使い「もっとシャキッとしてよ王子…」

王子「…だけど、父上が亡くなったというのに」

魔法使い「だからこそよ!あんたが次の国王になるのよ!」

叱咤の言葉をかけ、王子を奮い立たせる。
昔から変わらない。王子は、実は繊細な心の持ち主だ。

魔法使い「あんたも言っていたでしょ、早く王位を継ぎたいって」

王子「まぁ…ね」

死人の悪口は言いたくないが、王子の父は愚帝だった。
毎日のように遊びに明け暮れ、政治面では大臣や文官の言いなりになっているような王だった。
そんな父のことを、王子は苦々しく思っていたのはよく知っている。

魔法使い「そんな不安そうな顔しないでよ…。私も一緒に頑張るから…!」

王子「魔法使い――」



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