過去ログ - 女勇者「帰還後王子と結婚できると思っていたら」
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3: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/12/23(火) 13:28:19.69 ID:VrH1tSDD0
王子「旅が終わっても君は勇者。人間達の英雄だ。その使命を背負っていく覚悟はできているかな…?」

魔法使い「ちょいとぉ、今は固い話はナシナシ!」

王子の幼馴染である魔法使いが、王子の肩をべしっと叩いた。

僧侶「まぁ、でもまだ魔王軍の残党が残っていますからねぇ…」

王子「彼らは散り散りになったようだけど、このまま大人しくしているとは思えないね」

魔法使い「残党刈りならバッチコイよ。この魔法使いさんに任せなさい!」

僧侶「わ、私だって頑張りますよ〜」

勇者「あはは。頼りにしてる」

半年前まで剣道場のいち門下生だった私が魔王を討伐できたのも、皆のおかげだ。

私を見守りながらも、国と自らの使命を背負って戦った王子。
魔術名家の出身であり、皆のムードメーカーだった魔法使い。
聖職者の中でも才女と名高い、気は弱いが頑張り屋の僧侶。

魔法使い「勇者〜、このバカ王子色々と抜けてるから、尻叩いてやんなよ」

王子「勇者は優しいからそんなことしないよ」

勇者「…皆、ずっとありがとう」

魔法使い「え?」

勇者「皆がいたから、私は魔王を討伐できた」

僧侶「とんでもない。勇者さん、すっ…ごく頑張ったじゃないですか!」

勇者「ううん。皆と一緒だから戦う勇気が湧いたんだ。だから本当に、ありがとう」

皆は一瞬キョトンとしたけど、ニコッと笑顔を返してくれた。
3人とも私の大事な仲間――それは旅が終わっても、永遠に変わらない。私は頭が良くないから、上手い言葉が見つからないけれど――

皆の事、大好きだよ。


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