過去ログ - 女勇者「帰還後王子と結婚できると思っていたら」
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◆WnJdwN8j0.
[saga]
2014/12/24(水) 13:28:11.02 ID:/vbs3jlN0
猫耳「お〜い、冷めちゃうぞ〜」
勇者「…食べたくない」
隠れ家への帰所後、私はすねていた。
猫耳「どうしたもんかねぇ、このお嬢さんは」
暗黒騎士「口移しで無理矢理食わせてやろうか?」
猫耳「おい、食わないと暗黒騎士にキモい事されるぞ」
勇者「〜っ、最低!最悪!あんたなんか嫌い!死んじゃえ!」ガバッ
猫耳「あーあ、布団かぶっちゃって。仕方ねぇなぁ」
暗黒騎士「八つ当たりだな」
暗黒騎士のおかげで命が助かったのはわかっている。私を殺そうとしたのは弓兵だともわかっている。
それでも、せっかく会えた王子と引き離された怒りが収まらなかった。
勇者(王子は私を助けてくれようとした…!)
王子の笑顔を思い出す。
旅の最中、何度も私に向けてくれた笑顔。それは彼が私を思いやってくれている証。
彼に支えられて、私は勇者になることができたのだ。
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