過去ログ - 女勇者「帰還後王子と結婚できると思っていたら」
1- 20
44: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/12/25(木) 16:29:35.19 ID:BSBuidx20
ざわつきはさっきより大きくなった。
それよりも、私は王子の言葉が信じられなかった。

どうして、魔法使いが――?

「確か魔法使い様は、魔術名家のご出身だったな」

噂話が耳に入る。

「家柄は勇者様と比べ物にならんな」
「それに王子とは幼少からのお付き合いだそうだな」
「それなら、勇者様よりも――」

勇者「…嘘」

王子は私を信じていると言った。それなのに、私を妻にはできないと言った。
どうして?本当は私を信じていないの?それとも――


王子『勇者。僕は英雄である君の夫に相応しい人間になりたい』


――嘘だったの?


王子『これからどんな困難が待ち受けていようと、僕は――』


――私にくれた言葉は、全部



勇者「そんなわけない…嘘、嘘っ!」

暗黒騎士「お、おい…あぁ仕方ない!」

暗黒騎士「すまない、連れの気分が悪くなったので…」

私はその後の演説を聞くことなく、暗黒騎士に引きずられるようにそこを後にした。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
152Res/95.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice