過去ログ - 女勇者「帰還後王子と結婚できると思っていたら」
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57: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/12/26(金) 10:20:57.28 ID:U3XG8LXV0
>夜、月光の湖畔

私は慎重に湖畔の草場に足を踏み入れた。
暗黒騎士らが近づいてきたらわかるよう、全神経を尖らせる。

勇者(それにしても…)

初めて来たが、湖畔に月光が反射して美しい光景だ。
しかも今日は満月。夜だというのに、湖畔全体が明るい。

勇者(何だか見とれてしまう…)

ガサッ

勇者「ん?」バッ

猫耳「ふにゃ!?」

振り返り、猫の姿になっていた猫耳が、私と目が合いビクッとした。
彼は暗黒騎士に私の居場所を教えるつもりか――

勇者「猫さん…悪いけどしばらくじっとしててもらうよ」ジリジリ

猫耳「にゃ、にゃー…」

猫なで声に油断せず、私は猫耳を取り押さえる。
猫耳はじたばた暴れたが、所詮は猫。まともに抵抗できるはずがなかった。


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