過去ログ - 女勇者「帰還後王子と結婚できると思っていたら」
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70: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/12/26(金) 18:51:23.08 ID:U3XG8LXV0
暗黒騎士「…抵抗しないのか」

勇者「別に」

暗黒騎士「…」

暗黒騎士は私の顎をくいっと上げる。そのまま、彼と見つめ合う形になった。
そのまま、少しの間見つめ合ったが――

暗黒騎士「――駄目だな」

暗黒騎士はため息をついた。

暗黒騎士「今のお前は自暴自棄になっているだけだ。勢いに任せては、後悔するぞ」

勇者「…意外。貴方がそんなこと言うなんて」

暗黒騎士「女の扱いは苦手なんでな」

暗黒騎士は私を離すと、恥ずかしそうに顔をぷいっと背けた。

暗黒騎士「…お前を追いかける分には良いんだが、正直…お前が女らしい格好したり、その気になられると、どうしていいかわからなくなる」

勇者「ふーん…」

暗黒騎士「まー…とりあえず自分は大事にしろ、な?」

勇者「貴方にそんな説教されるなんて、私相当どうかしてたみたい」

暗黒騎士「あのな…」

勇者「でもありがとう、結構冷静になれた」

私はベッドから立ち上がった。

勇者「一晩経てば、きっと頭も冷えるから――明日からのことは、明日考える。それじゃ、おやすみなさい」

暗黒騎士「そうか。…また明日」


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