過去ログ - 女勇者「帰還後王子と結婚できると思っていたら」
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◆WnJdwN8j0.
[saga]
2014/12/27(土) 13:48:31.69 ID:5kxt2rWe0
>翌朝
勇者「ふわぁ…」
昨晩はなかなか眠れず、今日は少々寝坊した。
昨日は夕飯をかなり残したせいで、結構お腹がすいている。猫耳はもう朝食を作ってくれただろうか。
勇者「…ん?」
ガチャガチャせわしない音が聞こえ、部屋から出る。
音の方に行くと、暗黒騎士が厨房を散らかしていた。
勇者「…何をやっているの」
暗黒騎士「あー…起きたか。飯だ」
勇者「…」
皿に盛られた朝食は、明らかに今までよりクオリティが下がっていた。
勇者「これは」
暗黒騎士「…昨晩から猫が用事でな」
勇者「じゃあ、これ貴方が…」
暗黒騎士「食えなくはないぞ…」
心なしか暗黒騎士の声が小さい。これはかなり自信がない証拠だ。
一体どんな代物なのか…私は行儀悪く、立ったまま炒め物を一口平らげた。
勇者「何だ、どんなひどいものかと思ったら普通においしいじゃない」
暗黒騎士「そう…か?」
勇者「男の人でこれだけ作れたら十分でしょ」パクパク
暗黒騎士「そうか…まぁ猫が戻るまでの間、お前に作ってもらっても」
勇者「死にたいの?」
暗黒騎士「…もしかして壊滅的レベルか」
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