過去ログ - 女勇者「帰還後王子と結婚できると思っていたら」
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84: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/12/27(土) 13:48:58.49 ID:5kxt2rWe0
暗黒騎士「ほら、これ」

食後、暗黒騎士は私に剣を差し出した。

暗黒騎士「使うだろ」

勇者「え、えぇ。まぁ」

剣を受け取る。形は私が愛用していた剣に近い。
何度も剣を合わせた暗黒騎士だから、私の剣を覚えていたのだろう。
それにしても。

勇者「私に剣を持たせて良かったの?貴方を殺すかもしれないのに」

暗黒騎士「なめるな、例え寝込みを襲われても殺されん」

勇者「…それもそうか」

暗黒騎士の実力は、私がよくわかっている。

勇者「それでも捕虜に武器を持たせるなんて、普通はしないと思うけれど」

暗黒騎士「俺は、剣を振っている時のお前が1番好きだ」

昨晩恥ずかしがっていた男はどこへ行ったのか、暗黒騎士はさらりと言った。
お礼に頬にキスでもすればあたふたするかもしれないが、それはこっちも恥ずかしい。

勇者「…ねぇ暗黒騎士」

暗黒騎士「何だ」

勇者「そういえば、まだ貴方との決着がついていなかったね」

暗黒騎士「そうだな」

勇者「せっかくだし、相手してくれない?」

暗黒騎士「いいだろう」


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