過去ログ - 兎角「ふ、ふざけるなッ!!」
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4: ◆PuRVBQGgME[saga]
2014/12/23(火) 23:18:47.98 ID:SBy0wtgn0
※意見ありがとうございます。それでは表記していきます〜 後、ちょいちょい地の文挟む所もあると思いますので、それも見づらかったりしたら意見ください。
また、時期なども話していませんでしたが、一応"学園祭直前の出来事"という事にしておいてください。
そして大切なのが「まだ誰も予告表は出していない」IF設定の世界です。



<金星寮一号室>

 春紀(兎)「……慣れないな、やっぱり。」

姿見の前に立って両手を握りしめて立った春紀もとい兎角は、長い赤髪の鬱陶しさや身長の高さ、そして全く体の動かし方の違うぎこちなさに眉を潜めていた。……どう見ても春紀がそうしている様にしか見えないが、今目の前の人物の体を操っているのは自分だと実感させられた。
やたらゴテゴテしているアクセサリー類などは外し、ベージュのブレザーも脱いで白のブラウス姿になっている。

 鳰(晴)「晴はけっこう慣れましたよ。鳰も、晴と同じで入れ墨の事凄く気にしてたから、ちょっとだけ気持ちが分かった、かな」

そう口にする晴は、こちらもまた鳰の来ている黒のブレザーを脱いでおり、ブラウス袖を片腕だけまくり上げていた。
其処には目にするだけでグラグラと頭が揺さぶられてしまう様な感覚に陥る赤い入れ墨の模様が浮かび、晴は複雑な表情を浮かべていた。


 春紀(兎)「寒河江はただでさえ身長があって、それにこれだけ力があるって事は、もしこいつとやり合う時は投げ技メインで…」ブツブツ

 鳰(晴)「あはは…兎角さんこんな時までしっかり考えてるんだね。でも、今の兎角さんなんだかクールな春紀さんみたいでカッコいいね」

 春紀(兎)「まぁ、外見だけで言えば女子とか好きそうだな、このマニキュア?とかいう奴とか」

 鳰(晴)「そういえば春紀さん、マニキュアの事とっても大事そうに綺麗にしてたね。思い入れがあるのかも。」

 春紀(兎)「どうだか知らんが、こういう装飾品にはあまり興味が浮かばないし、非生産的だろ。第一暗殺者なのに目立ち過ぎるしな。」ドヤァ

 鳰(晴)「……なんだか普段と変わらないね。やっぱり兎角さんは兎角さんだなぁ。」

 春紀(兎)「?そ、そうか? 一之瀬の見た目が走りって言うのも、まぁ、なんだ、普段からそんな風に落ち着いてると可愛く見えるな。」

 鳰(晴)「えへへー、鳰の事、少しは優しく相手してくださいね? 兎角さん♪」


ブラウスの袖を戻した晴は、兎角にいたずらっぽい笑みを浮かべ、兎角もまた苦いながらも小さく笑みを浮かべた。

黒組オリエンテーションから数日経った今でも予告表は届いていない。今のところは平穏な日々が、つづいている。



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