36:名無しNIPPER[saga]
2014/12/25(木) 20:47:23.06 ID:pQPkvM1Uo
--ほむらの家--
ほむら「……今日は楽しかったわ」
QB「僕には感情がないけれど……何か高ぶるものはあったよ」
ほむら「……前から疑問だったんだけど……あなた、本当に感情ないの?」
QB「僕には感情はないよ」
ほむら「……」
QB「僕には感情はないよ」
ほむら「何で二回言う必要があるのかしら?」
QB「何となくね。さて、と」
ほむら「……私の部屋に何を閉まっているの?」
QB「何って……もらったプレゼント類を」
ほむら「まどかのキュゥべえ人形はともかく……チーズとグリーフキューブは早めに処理しなさい。特にグリーフキューブは使用済みのものなんだから、早く食べてもらわないと、うちに魔獣が……」
QB「佐倉杏子の気持ちが少しわかったかもしれない。プレゼントは大事にとっておきたくなるものなんだね」
ほむら「……だからあなた感情……もういいわ」
ほむら「……ねぇキュゥべえ」
QB「何だいほむら」
ほむら「かつての私も、ずっとこんな世界を夢見てきたの。でもまどかを救う為割り切ってしまって、マミの気持ちも、杏子の気持ちも、さやかの気持ちも……まどかの気持ちさえ踏みにじってしまった」
ほむら「それでも……どこかでこういう世界があったらいいなってそう思っていた。……それが歪なものであったとしても」
QB「……」
ほむら「……おかしいかしら」
QB「少なくとも君は、自らの手で幸せな世界を掴み取ったんだ。そこは誇ってもいいことだと僕は思うけどね」
ほむら「……ありがとう、キュゥべえ」
QB「……と、もしも僕に感情があったら考えるかもしれない」
ほむら「……何。今のあなたその話し方がブームなの?」
QB「そういうわけでも……って危ない! ほむら!」
ほむら「大丈夫よ……ちょっと倒れかけただけ……」
QB「まる二日間ほぼ寝ないで活動していたんだから、無理もないよ。今度こそゆっくり休むといい」
ほむら「……ありがとう、キュゥべえ……じゃぁ……おやすみ」
QB「おやすみ、ほむら」
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