過去ログ - サンタクロース外伝 「禊は雪に埋もれて」
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2014/12/24(水) 20:20:46.78 ID:nHjnuXIi0
(その二)
1月5日
毎年この日の夜に魔女ベファーナは良い子にはお菓子やプレゼントを、悪い子には炭を配って歩く
(炭といっても実際は炭を模したお菓子なのだが)
だが、魔女とはいえ一人で全てこなすのは難しい
「さて、お手伝いでも作ろうかね」
そう言うと雪だるまをコンコンと叩いた
叩かれた雪だるまが驚いたように跳びはね、雪上をかけまわる
ドサッ
木にぶつかると頭上に雪が落ちてきた
頭をふって雪を払う
「炭を配る役のも必要だね」
別の雪だるまを叩くと同じように動きだした
「あんまりはしゃぐんでないよ」コツコツ
ベファーナが杖で足元を叩いた
雪の下からトナカイが姿を現した
「これに乗ってね、子供たちにプレゼントを届けておくれ」
杖をかざす
すると二体は立派な白いヒゲをたくわえた老人になった
赤い服をきた方に言う
「お前はニコラウス。良い子にプレゼントを」
「はい」
黒と茶色の服をきた方に言う
「お前はループレヒト。悪い子にお仕置きを」
「はい」
「お前さんたちのとことルールが違うかもしれないが、郷に入らばってことでよろしく頼むよ」
「わかりました」
二人がソリに乗り町に向かうのを見送ると、ベファーナも自らの仕事に取りかかった
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