過去ログ - 【オリジナル】安価とコンマで異世界ファンタジー その2
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756: ◆7m3grp2dM2[saga]
2015/01/08(木) 22:48:29.70 ID:oj3ZhMsEo

クレア「その話を、自分のお父様にしたら」

クレア「『戦いに敗れて何をニコニコと嬉しそうにしてる!!』って怒られちゃった」

クレア「『お前の鍛錬が足りないからだ!』って怒られて」

クレア「私もカーってなってさ、『お父さんが魔法が出来ないから私がこうやっていっぱい勉強して、下らない騎士の真似事だってしてあげてるじゃない!』って」

クレア「ま、まぁ…その後お互い冷静になって言い過ぎたって謝ったんだけど」

クレア「けど……ね、お父さんの言う通りだなって思った」

クレア「いつから、『もっと頑張ろう』って思えなくなったのかなって」

クレア「……『悔しくない』ってすごく惨めだなって、胸が苦しくなったの」

クレア「剣術も、魔法でも…自分より後輩に負けて……何も悔しくなかった」

クレア「しかも、志の高さでさえ負けてる。私はお父さんたちにやらされてるって逃げて、ジゼット君はさらに高みを目指してた」

クレア「それを目の当たりにしちゃって………私って、どうしたいんだろうって思ってさ」

クレア「言われるがままに魔法の勉強をして、言われるがまま剣術も覚えて」

クレア「何も考えずここまで来て、いつの間にか……頑張ろうって思えなくなってた」

クレア「そんな時、テイシロ君に剣術を教えてほしいって言われて」

クレア「……なんで私にその話をするの?って理不尽なこと考えてた」

クレア「だから、うん……色々タイミングが悪かったんだ。その時は」

テイシロ「……そうだったんですね」




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