過去ログ - 【オリジナル】安価とコンマで異世界ファンタジー その2
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808: ◆7m3grp2dM2[saga]
2015/01/09(金) 21:33:03.25 ID:OB2tMBvdo

コンマ判定:6  どんな人だったかは教えてくれる


バトロイド「……そこまで言うなら、仕方ねぇな」

バトロイド「当然だが、お前の両親は人間だ」

バトロイド「父親の名前は『カイル』、港町の漁師だった」

バトロイド「そんで、お前の母親の名前は『エリーゼ』。俺の飼い主だった」

テイシロ「か、飼い主!?」

バトロイド「ちょっと言い方が悪かったな、エリーゼは冒険者でな。世界中を旅していた」

バトロイド「俺はエリーゼに拾われた…っつーか、俺が勝手にエリーゼについて行ったんだ」

バトロイド「お前の母親、エリーゼはとにかく無鉄砲な奴だった」

バトロイド「まぁ、俺はそれに惚れ込んでついてったんだがな」

バトロイド「筏舟で海を渡ってた時、運悪くというか当然と言えば当然…筏舟がぶっ壊れて海に投げ出されたんだよ」

バトロイド「溺れてもうだめかも知んねぇ…って時にたまたま通りかかった漁船の網に引っ掛かったわけよ」

バトロイド「その船の船員の一人がカイルだった」

バトロイド「そのカイルが、エリーゼのハートまで引っ掛けちまったてわけだよ」

テイシロ「ば、バトロイドさん…その言い方は…」

バトロイド「嘘じゃねえんだ。一目惚れって奴さ」

バトロイド「カイルは恐ろしく主体性のない奴でな、エリーゼに押されてあれよあれよと結婚しちまった」

バトロイド「嘘みてーな話だが、お前に全然似て無い…ダメダメで馬鹿でな〜んも考えてないような奴らだったよ」

バトロイド「ま、お前が良い子なのは俺の教育の賜物だろうな。はははは!!」


楽しそうに、バトロイドさんが語っていた

その日は夜遅くまで、バトロイドさんの昔話を聞いた

僕の両親は、予想以上に変な人で…予想以上に普通の人間だった



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