過去ログ - 京太郎「リア充は」ハギヨシ「爆発しろ」
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141: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2015/04/11(土) 23:08:27.39 ID:U+fY6r/Co
「こ、恋人!?」

「クリスマスイブに2人でデートなんて、恋人以外のなにものでもないじゃありませんの」

顔を朱に染めた宮永咲に、当然だと言葉を返す。
……まあ、私とハギヨシはデートじゃありませんけど。

「ち、違います! 京ちゃんとは単なる幼馴染で、今日は買いたい本があるから付いて来てもらっただけです!」

「そうですよ。咲の買い物に付き合わされてるだけです」

恋人ということを慌てて否定する宮永咲と、平然と答える須賀さん。
非常に分かりやすいというかなんというか。
なんとなく宮永咲には親近感を抱いてしまいますわね。
ハギヨシの仲睦まじそうに見えたという言葉にも、須賀さんは幼馴染はこんなものだと落ち着いて答えている。

「2人は幼馴染なんですの。でも幼馴染とはいえ、それだけで2人きりでクリスマスに出かけるというのは……」

ちょっとした助け船のつもりで、単なる幼馴染じゃないのではないかとからかうように聞いてみる。
幼馴染の男の子に好意を全く気付かれていないというのは、まるで自分とハギヨシのようで放ってはおけなかった。

「本当にそれだけですって。咲がわがまま言うからですよ。俺はこいつのことなんてなんとも思って――」

「むー。わがままって何なの?」

「つ、ついて来いって言ったのはお前だろ!」


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