44: ◆y5.TAzPGBw[saga]
2014/12/25(木) 21:25:36.80 ID:fkHRJwuKo
にこ「はん、やってみなさいよ!どうせ本当に刺す度胸なんてないんでしょ!」
一歩も引かず、腕組みしながらにこちゃんが言う。
穂乃果「だめ、にこちゃん!ことりちゃんも!ねえ、どうしちゃったの!?海未ちゃんっ、海未ちゃんも止めてよ!!」
海未「え?ですが……じゃれあってるようなものでしょうし……」
穂乃果「海未ちゃん!?」
ことり「……」
ことりちゃんの瞳がどんよりと濁っていた。
にこ「あんたね、そんなもん出せば思い通りになるとでも思ってんの!?」
ことり「……なんでそんな言い方できるの……?」
穂乃果「にこちゃん、ことりちゃん、やめて!やめてよ!!一生のお願いだから!!!穂乃果の一生のお願いだから!!!!!」
にこ「この際だから言うけど、あんたの留学どうこうってのも、注目集めるための狂言だったんでしょ!?ことり!!!」
穂乃果「にこちゃん!!!!!」
ことり「うぅ……う゛ぅーーーーーっ!!」
ことりちゃんが顔を真っ赤にしてにこちゃんに突進していった。
両手でしっかりナイフを握ったまま。
私には銀色の刃がにこちゃんのお腹に刺さっていくのが、やけにゆっくりに見えた。
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