過去ログ - ほむら「幸せに満ち足りた、世界」(まど☆マギ×禁書)
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31:幸福咲乱 ◆5sHeUtvTRc[saga]
2014/12/28(日) 03:49:15.81 ID:J6W/eviY0
>>30

「今日は瘴気が濃いわね」

ほむらがぽつりと呟き、周囲を見回す。
右前方、左前方の塀の上に魔獣の大群。

時間を止めて右前方に向けて矢を放ち、すぐに時間を止めて矢を放ち、すぐに時間を止めて、
繰り返された後、ほむらの放った矢は、
一本の矢が更に分裂して大量の光の矢と化して落下を開始していた魔獣を一掃する。

時間停止に加え分裂魔法矢、魔力の消耗が大きいので余り使いたくない。
ほむらは間髪入れず左前方に視線を向ける。

「!?」

次の瞬間、大量の銃声と共に、左前方で落下していた魔獣がことごとく消滅した。
射線を追うと、空中に時代物の小銃が大量に浮遊している。
同業者、以外に考えられない。

気が付いたほむらが舌打ちして弓に矢をつがえると、
ほむらが矢を放つよりも早く、
小銃を逃れた魔獣がピンク色に輝く矢に仕留められていた。

「ほむら、ちゃん?」
「まどか」

弓矢を手に現れたまどかとほむらが、ぽつりと言葉を交わす。

「先客がいたみたいね」

それに続いて現れたのは、後ろ髪の先がカールした、
見滝原中学の玄関近くで出会った先輩。

まどかは低年齢向け魔法少女アニメ的にフリフリな、
先輩は中世の銃士を思わせる、
どちらにしても街で着て歩くとコスプレにしか見えない姿。
その点に於いてはほむらも人の事は言えない。
結論として、ここにいる三人が三人、ほむらも含めて同業者、魔法少女である。
ほむらはそう判断する。


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