過去ログ - リトバスで分かる 映画「素晴らしき哉、人生!」
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9:名無しNIPPER[saga]
2014/12/25(木) 23:14:58.29 ID:2wNOh+fi0
神様「次は青年期を見てみよう。…おやおやこれは」


住宅街

あーちゃん先輩『ねえ見て棗君、あの家』

恭介『どうした?』

あーちゃん『私…将来はあんな家に住んでみたいな』

恭介『あんな古い屋敷にか?あそこに住むのは幽霊ぐらいだ。…そうだ』

ヒョイ

あーちゃん『石なんか持ってどうしたの?』

恭介『思い出した、石を投げてあの家の窓が割れたら願いことが叶うんだよ』

あーちゃん『まぁ!そんなことしちゃ…っ』

恭介『それっ』

パリン

あーちゃん『もう……それで何を願ったの?』

恭介『いろんな事さ、世界旅行やお金持ち…それにお前とこのままずっと居られる様にとな』

あーちゃん『な…っ!』

恭介『ふっ、冗談さ』

あーちゃん『……それ!』

パリン

恭介『ほう、やるなあっ。何をお願いしたんだ?』

あーちゃん『にゅふふ…秘密』

恭介『おいおいそりゃ無いぜ!』

神様「ちょうど恭介のパートナーが見つかった時の事だったな。あれから良い青年にちゃんと育ったらしい」



恭介『なあ父さん、俺は大学に入ろうと思うんだ』

父『ああ、お前はその方がいいだろう。聞き分けは悪いがお前は私の自慢の息子だよ』

恭介『それでもう一つお願いがある、通りの右の角に大きな古い空き家があっただろ』

父『そこへ住みたいからとっておけというつもりだろ?任せておきなさい』

恭介『ありがとう!』

父『はっはっはっ…』

神様「父親は住宅貸付組合の会社の社長だった。この町では欠かせない存在で彼もまた人柄がよく人気者だった…しかしそんな恭介に最初の不幸が起こったのだ」


神父『天にまします主を、彼をお導き下さい。我々が貴方を愛するように貴方もまた彼を………』

恭介『父さん……』



社内

爺『ああ、なんという事だ…息子が死んでしまってはこの会社は……』

笹瀬川『おーっほっほっほ!』


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