8: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/12/25(木) 16:33:18.46 ID:dxcyqG8x0
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ジジイ「……あれは悲しい事故だった。ワシの貫手は確かに彼女の急所を外したハズだった。だが彼女は自らその心の臓を差し出すように突き進んだのだ」
ジジイ「もしかしたら……彼女の意志で望んでそうなったのかもしれん……その身をもってワシに命の尊さを教えるために……」
男「婆さん……」
ジジイ「その後、関係の無い所でお前の父が産まれた。いうなれば彼女はお前の心の祖母じゃ」
男「俺、忘れないよ……心の中の婆さんが居た事を」
ジジイ「さぁプレゼントを配りに行くぞ。今日も夜は冷える、その血浴びた服を着替えて来い」
男「……いや、俺はこのままでいいよ。この血の証が、彼女の生きていた証だから」
ジジイ「お前……」
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