過去ログ - にこ「あんじゅちゃんと素敵な運命」
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11: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/25(木) 21:00:31.72 ID:xHpgljHm0
「当然ながら今までよりも振り付けを覚える時間も短縮されるから精神的に過酷になるかもしれない」
「でもそういうのを乗り越えて、当たり前にこなせるようになって本物のアイドルと呼べるようになると思うの」
前々から考えていたのだと思わせる堂々としたツバサの意見。
英玲奈は大胆ながらも将来を見据えた考えに尊敬の念を抱く。
「あの、ツバサ。それより私の件なんだけどもっときちんと考えた方がいいと思うの」
練習方法の改善は素晴らしいと思うけど、自分という爆弾の扱いをもっと真剣に考えた方がいいと訴える。
「私は同じ事を二度も言わないわ。今日はもう少し練習してから、これから改善すべきことを提案していきましょう」
「ああ、そうだな。文殊菩薩にはなれないが、A-RISE三人が集まれば其れに近い知恵が必ず出せる」
「ええ、そうね。だからあんじゅ。いつまでもアイドルに相応しくない真面目な顔するの止めておきなさい」
あんじゅの額を人差し指でツンツンと突っついて笑顔を要求する。
背は低いけれどその存在感は本当に大きくて、心もまた同じくらいに大きい。
「ありがとう」
要求された笑顔を浮かべて心からの感謝を込めた言葉を贈る。
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