過去ログ - にこ「あんじゅちゃんと素敵な運命」
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18: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/27(土) 01:03:06.42 ID:zxcyBmiV0
驚きを隠そうともしないまま、にこが絵里を見つめる。

その視線が恥ずかしくて顔を逸らそうとするけど、いつの間にか後ろに移動していた希に顔を抑えられて動かせない。

「ちょっ、ちょっと〜」

「絵里……どうしてそこまでしてくれるのよ」

顔に全身の血が流れてきたんじゃないかと思うくらいに激しく火照る。

逸らしたくても逸らせない潤んだにこの瞳。

「何なのよこの拷問みたいな状況」

「エリちはもうちょっと自分に素直になれないといけないよ」

誰かに聞かせる為ではなく、ただ呟かなければ羞恥心でパンクしてしまいそうなので出た言葉。

それを聞き漏らすことなく希は自分の望みを伝える。

「絵里、ありがとう。ごめんね、そういうの部長の私がしなきゃいけないことなのに」

「ち、違うわ。生徒会長の方が話を通し易いから私がしたのよ。適材適所なだけ」

「ほほぅ。どうやらエリは嘘吐きさんみたいやね。今正直にならないと……わしわししちゃうよ〜」


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