過去ログ - にこ「あんじゅちゃんと素敵な運命」
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32: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/27(土) 01:14:09.40 ID:zxcyBmiV0
「だから今がその運命だと思う。そうすれば楽しい運命が切り開ける」
母を思わせる程優しい笑みの後、ニヤッと笑いを変えると台無しにする一言が投げ込まれた。
「そう思って進んだ先にまた運命を選択する場面が出てくるのが人生なんだけど、ね」
「ふふっ」
こんな事を言う人に畏怖を感じるとは、私もまだまだ修行が足りないということでしょう。
海未は深呼吸をすると希を睨みつける。
「名前、聞いてもいいですか?」
「そう言えば名乗ってなかったね。ウチは東條希って言うんよ」
「東條希先輩ですか。今回は……素直になる訳でも、運命なんてものを選択する訳でもありません」
「ただ、貴女に騙された借りを返す為にスクールアイドルを始めようと思います」
ドスを効かせた声を受け流して希はしっかりと頷いた。
「おぉ〜! なんだかよく分かんないけどあの海未ちゃんがアイドルなんてすごいよ〜!」
「海未ちゃんも一緒だなんて嬉しいっ!」
穂乃果とことりが挟むように海未を抱き締める。
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