過去ログ - にこ「あんじゅちゃんと素敵な運命」
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41: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/31(水) 21:55:18.83 ID:1hvbhVjL0
「その前に今度はあんじゅちゃんがにこをちゃんなり呼び捨てにする番でしょ」

「にこさんはにこさんだもの。そんなことより手洗いうがいをしなきゃダメよ?」

強引に誤魔化すあんじゅに言い返そうと思ったけど、あんじゅの口の上手さに勝てる気がしない。

家で使ってるのと違って、いい匂いのする泡の石鹸で手を丁寧に洗い、水で洗い落とすとうがいを五度行った。

「ごろろろ……ぺっ」

家では三度で済ませるうがいも、その後の事を考えて二度程多くしたのは内緒。

そんなにこの濡れた両手を包み込むようにタオルで拭う。

「これですべきことは終わったわね」

「口がまだ濡れたままよ」

「そこはどうせ濡れるからそのままでいいんじゃないかしら?」

両手をタオルで包まれている中で、グイッと顔を近づけて囁くあんじゅの反応に頬が緩む。

先ほども直接的なアプローチをしてくれたけど、こうしてグイグイと迫ってこられることはやはり嬉しいし安心する。

それというのも、にことあんじゅでは出会いの量が比較できないくらい違う。


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