過去ログ - にこ「あんじゅちゃんと素敵な運命」
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6: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/25(木) 20:56:58.73 ID:xHpgljHm0
「……」

閉じていなければ何かしらの悪意ある言葉が出そうだったツバサの口は、呆気に取られるように開いたまま。

一方の英玲奈はポーカーフェイスを崩すことなく、何を考えているか分からない。

あんじゅは二人に裁かれるのを待つ。

「おかしいわよね……。普通じゃないし、発覚すれば炎上すること間違いない。正に私はA-RISEの爆弾」

こんな時なのに自分の比喩はやっぱり上手かったと再び自賛するあんじゅ。

「明日から三学期だし、私を外して新メンバーを探すのにはいい機会だと思う」

「もし見つからなくても、四月になれば新入生が入学するから」

そこまできて、漸くツバサの止まっていた思考が再起動した。

浮かんでいた怒りは当惑に変わり、あんじゅ的な冗談ではないのかと疑ったりもした。

けれど、残念なことにあんじゅの瞳は間違いなく本気。

そうであるなら考える。

発覚すればA-RISEというグループそのものが終わるかもしれない大きな爆弾となったあんじゅ。


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