152: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2015/01/04(日) 21:55:46.34 ID:cu+AxlEe0
わざとというわけではなかったが、落ち込んだ態度が素直に出てしまって兎角がさらにため息をつくのが聞こえた。
兎角「どっちにしても私が困るんじゃないか……」
ぼそりと呟いて、兎角は晴の手を握った。
兎角「言ってみろ。いくらでも困ってやるから」
諦めたように眉を下げて、兎角は息を吸った。
そういう自分の犠牲を厭わない態度がいつだって愛しかった。
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