71: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/30(火) 23:45:40.25 ID:rJFs5URi0
乙哉「あたしが投げようか?」
涼「心配するな、武智。力はあまりないが……」
軽く助走をつけて素早く腕を回し、肩よりも高い位置で指先からボールが離れた。
勢いはそれほどでもなく、伊介は迫り来る高めのボールを追い、手の届く範囲に近付いたところで抱えるように両腕を伸ばした。
腕の中にすっぽりと収まるはずのそれは、伊介の眼前で右に逸れた。
伊介「ぅわきゃっ!!」
予想した軌道から外れたボールは伊介の腕を弾く。
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